映像インスタレーション (00:06:00)
本作品は、恋人関係と家族関係で起きた二回のごく普通の喧嘩から展開しいる。
一回は、2019 年に起きた潘暁穎殺人事件をモデルにしている。この事件は香港で 2019 年逃亡犯条例改正案が発議される根拠となり、
改正案に反対する 2019 年-2020 年香港民主化デモの遠因とされている。
もう一回は、自分の生活の中に実際に起きたことである。民主化デモに対する態度が分岐しているため、香港出身の従兄弟たちと彼らの両親の間に喧嘩が勃発して、
関係が一年決裂していた。
二回の喧嘩は、個体的には関係がないように見え、実は強い因果関係がある。
本作品は、映像と文脈の関係性を再構築しようと試みる。
映像は、デモ時期の2019 年-2020 年のニュース映像を集めて組み合わせたものである。これらのニュース映像は、それぞれの陣営と立場に属している。
元々強烈な方向性と内容性を持っていた映像をすべて断片化して、本来の映像の文脈とロジックから引き離れ、新たな視覚の物語を形成している。
作品の叙事を単独に抽出して、テキストと音声を組み合わせた。 同時に再生することによって、テキストが手掛かりとなり、
混沌とした映像の中で徐々にそれらの関係性が見えてくる。